こんにちは。城陽市・久津川駅から徒歩5分の学習塾「クラス指導LiNKS(リンクス)」城陽校の佐々木上です。
開設以来、合格率100%を誇る「同志社・立命館中専門コース」の主任として、今日から、全4回に分けて、同志社・立命館中本校、ならびに系列校の、2025年度の入試傾向と、今後の対策についてご説明差し上げます。
初回は「立命館宇治中学校」について。
(立命館宇治中学校 公式ホームページより)
まず知っておかなければいけないのは、2026年度入試から募集要項が改訂される、ということです。
🔴 ICコース「自己推薦」の合格基準について
※ICコース・・・インターカルチュラルコース。従来の立命館宇治中の伝統を引き継ぐコースです。
合格にむけて、もっとも重要である「五ツ木・駸々堂模試」の偏差値において、これまでの入試では「4科目」を対象に判定されてきましたが、2026年は「3科目(国語・算数・理科)」での判定も可能とされます。
※五ツ木・駸々堂模試については🟤こちら(公式サイト)🟤からどうぞ。
すなわち、「社会」の学習に割り当てる時間を、その他3科目にあてがうことができる、ということです。暗記科目が苦手なお子さまにとっては、朗報です。
ただし・・・
模試の偏差値は、「要件」から「目安」へと変更されます。すなわち、偏差値をクリアするだけでは確実ではない、ということです。来年度からは、英検などの英語資格、および小学校5・6年生の通知表という3つの観点から総合的に判定されるようになります。
一方、基準を満たした場合は、入試当日のテストが、従来の4科目から、国語・算数の2科目に変更されます。つまり、入試当日を迎えるまでの、日ごろの努力と成果とが問われる傾向は、より確かなものになる、ということです。
また。「SA推薦(文化・スポーツにおいて評価される受験生)」についても同様、模試の偏差値は「目安」として扱われるようになります。厳しい話ですが、「これだけやっておけば絶対安心」、という受験ではなくなるのが、来年度の入試です。
🔴「自己推薦」および「内申型入試」の注意点
学校の通知表について、「よくできる」「できる」「がんばろう」といった従来の評価ではなく、小学5・6年生の、各科目において「5段階」で評価される調査書が提出されるようになります。
つまりは、学校生活が、より詳細に評価される、ということです。同じ「よくできる」であっても、「4」と「5」の差が生まれ、それが入試結果に影響してしまうことになります。
🔴「英検」は絶対に必要?
立命館宇治中の受験において、「英検」が大きな助力になることは、来年度も変わりません。3級といわず、準2級の取得を目標としてください。
もちろん、小5・小6生の子が、あわてて英会話スクールに通い、英語を学ぶ必要はありません。英検があれば有利、というだけです。他の主要科目が特に大切であり、合否判定の要となることは、言うまでもありません。
🔴その他、出題傾向など
一般入試、内申型、SA推薦、自己推薦(さらに2つに分かれる)、・・・と、多様な入試制度がありますが、ひと言で言うならば、「学校内申と、五ツ木・駸々堂模試の偏差値がとても大切だ」ということです。ただし、上述の記事にある通り、推薦の基準をクリアできたらまず安心、という入試制度ではなくなってしまいました。
そして肝心の入試問題。奇をてらう出題はほぼ見られず、全科目ともに受験の一般的な知識が問われると思っていただいて間違いありません。逆にいえば、合格に向けての楽な近道はない、ということです。強いて言えば、社会の時事問題が多く出題されることが挙げられますが、この課題は冬期講習以降での対策で十分にまかなえます。
3科目受験か、または4科目受験にするべきか。小論文対策はどうすれば良いのか。そもそも、どの受験方式で臨むべきか。それらの選択は、専門機関である私たちにご相談くださいね。
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【この記事を書いたひと】
佐々木 上(ささき じょう)先生
立誠学院グループ「同志社・立命館中専門コース」主任。
授業大会の優勝実績はナンバーワン。生徒・保護者からの信頼も抜群。
好きな食べ物はランチパック。苦手なのはスポーツ全般。50m走はもはや完走できる自信がない。